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専門家を名乗るFP

弁護士や公認会計士・社会保険労務士などの士業種や医師など医療関係者・教職員など・飲食業・製造業・輸入業・IT業などなど様々な業種が世の中にはありますが、こうした業種の人達の中で自分で自分を、「〇〇の専門家」などと名乗っている人いますか。

 

 

 

自分で自分のことを、「〇〇の専門家」と名乗ってきたのは、後にも先にも保険を販売する独立系FPしかいません。

 

 

 

生命保険会社以外の金融機関(銀行や証券会社・簡保生命など)でも保険を取り扱っていますが、自分で自分の事を『保険の専門家』と名乗っていた人はいません。

 

 

 

ではなぜ独立系FPは、自分で自分のことを『専門家』と名乗るようになったのか?と言いますと、完全にお客さんの信用を失くした元国内生保外交員は、保険会社の人間であると信用して貰えないどころか、話しも聴いて貰えない・玄関先で塩や水を撒かれかねなほどの嫌われようでした。

 

 

 

ですから生保の代理店であることを隠し、「独立系FP」と名乗って再び、「保険の見直しをします。」と言って保険の乗換えを勧めるようになりました。

 

 

「中立公正」ということばも、「保険の専門家」ということばも、「保険に詳しい優秀なFP」ということばも、「独立系FP」は、保険会社のFPではないことを強調するために使われたことばです。

 

 

 

 

わたしが証券会社にいた2000年頃に、自社の生保外交員では信用されないためと、生命保険会社の方から変額年金保険の販売委託のオファーがあり、証券会社で変額年金保険を販売することになりました。

 

 

 

このような背景から証券会社と生命保険会社と新規獲得の話を上司はしたそうです。

 

 

 

このとき生保の人は、「保険会社のFPだというと信用して貰えないので、『何処の保険会社にも属していない中立公正な独立FPが、弊社で保険の無料セミナーと無料相談会をします。』と言えば面白ほど人が集まって来て、殆どが無料相談にくるから面白いほど新規契約ができる。保険会社のお客さんはバカだから独立系FPが本当にどこの保険会社にも属していないと思っている。無料セミナーも無料相談会もうちの保険に加入するように誘導されているとも知らず。』と言っていた。」と話してくれました。

 

 

 

そしてわたしの上司は、「うちはこういうお客さんを騙して新規を取ることはしないから。正々堂々と証券会社の人間であることを名乗って新規開拓をして行きます。」と言われました。

 

 

 

こうして証券会社で変額年金保険の取り扱いをするようになったころ、生保のお客さんから、「生保の優秀なFPと名乗る人が突然きて、『バブルが崩壊したからお客さんが以前契約して約束していた保険金が支払えなくなった。』と言ってきたので、「どうしてバブルが崩壊したから約束した保険金が支払え無くなったのか?」と納得いく説明を求めたら、「バブルが崩壊したから」と返ってきた。そして、良いわ良いわお客さんが契約したときに担当した保険のおばさんと違い、私はアメリカのFPという資格に合格した優秀な保険会社のFPだから心配しなくても良いわ。」と質問と関係ない回答をしてきた。おたくは証券会社だから保険のことは分からないかもしれないけど、おたくの会社なら保険のことでも分かるかも知れないと思って、納得いく説明をしてくれるのではないかと思って・・・。」と言ってきた生保のお客さんは大勢みえました。

 

 

 

 

生保のお客さんが、優秀な生保のFPを名乗る人に質問した内容は、FPであれば回答できた簡単な質問でした。

 

 

 

しかもお客さんが質問した保険は、優秀な生保のFPの会社の商品です。

 

 

 

優秀な生保のFPなのに、お客さんの簡単な質問に答えられなかったのです。

 

 

 

こうした経験がわたしにはありましたので、わたしはまだFP資格のないころ、「保険の専門家」や「保険に詳しい優秀な独立系FP」と名乗っている人達が本当に専門家なのか?確認しに行ったことがあります。

 

 

わたしが質問した内容は本当に、「保険の専門家」や「保険に詳しい優秀なFP」であれば回答できた簡単な質問でした。

 

 

 

最初の質問では、私は保険の専門家ですよオーラ満載の顔で回答したのですが、次の質問をしたところ先ほどの自信はどこへやら無言になってしまいました。

 

 

 

これで「保険の専門家」や「保険に詳しい優秀なFP」ということばも、事情をしらないお客さんを騙して、独立系FPが保険会社の人間でないことを強調するために使っていると確信しました。

 

 

 

近年では、「独立系FP」と名乗らず、「ファイナンシャルプランナー」と名乗るようになりました。

 

 

 

そして、「保険の専門家」を名乗らなくなり、「ファイナンシャルプランナーはお金の専門家です。」や、「ファイナンシャルプランナーはマネーの専門家です。」というようになりました。

 

 

本当にFPがお金の専門家であったり、マネーの専門家であるならば全ての業種のお金に関する内容を国内に止まらず、海外についても専門的知識はあるはずですよ。

 

 

 

 

それこそ、「保険の専門家」を名乗っていたときにわたしが質問した内容も、「お金の専門家」や、「マネーの専門家」を名乗れるのであれば回答できたはずです。

 

 

しかし色々な場面で、「お金の専門家」や「マネーの専門家」を名乗っているFPが話している内容は、保険会社の保険のことばかりです。その他のことには触れていません。

 

 

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