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国内生保外交員がバブル崩壊前にしたアドバイスを検証

 

 

検証1.バブル崩壊する前に国内生保外交員は、「銀行の金利よりも、保険会社の金利の方が高いから、銀行に預けておくよりも保険会社に預けた方がとくだよ。」と、金融知識のないお客さんにこうアドバイスをして生命保険を契約させていきました。このアドバイスは正しかったのでしょうか?

 

 

知っておいてほしいこと

 銀行は預金金利何%と言いますが、生命保険の場合は、金利は使いません。『利回り』を使います。

 

 

 生保は、「払い戻し率10?%」というように表現しますが、この内の100%はみなさんが毎月何十年もかけて生命保険会社に支払ってきた保険料の総額です。

 

利回りが?%になります。金利と利回りは違います。

金利とは?

お金を一定期間貸し借りする時にかかる費用のこと。預貯金、貸付金、債券などに対する利子、利息。一般的に、銀行などからお金を借りる場合は金利を支払い、銀行などに預金する場合は金利が得られる。

 

 

利回りとは?

利率が額面金額に対する利子の割合であるのに対し、投資元本に対する収益の割合が利回りと呼ぶ。

利回りとは、通常、最終利回りを意味し、投資者が最終償還期限まで債券を保有した場合の年利子と1年当たりの償還差損益の合計額の投資元本に対する割合をいう。

 

野村證券証券用語解説集より一部引用

 

 

ということで、お客さんが「銀行に預金する」ということは、銀行にお金を貸しているのです。

 

銀行は、お客さんが預金したお金を、個人のお客さんに住宅ローンや教育ローン・自動車ローンを貸したり、事業主のお客さんに事業資金を貸しているのです。

 

ですから銀行の貸付金利は預金金利よりも高く設定されています。

 

生命保険の契約者が生命保険会社にお金を貸しているなら、何故、生命保険は契約して短期間で解約すると元本割れしてしまうのでしょうか?

 

生命保険会社にお金を貸しているなら、いつ解約しようが元本割れはしないはずです。

 

生保は、銀行のような貸付事業を行っていますか?

 

生保の貸付は、精々契約した保険の保険料が支払うことができない契約者に対して一時的に貸すぐらいで、保険契約者に長期間契約を続けて欲しいからです。

 

銀行がする貸付事業の目的と、生保が契約者に一時的に保険料を貸す目的が違います。

 

生命保険の契約期間は長期に渡ります。

 

 

その契約期間が長期に渡る第一の原因は、生保外交員や生保代理店・独立系FPが生命保険契約が取れた時に入る、初期保険手数料と保険管理手数料が、過って株の売買手数料が25%で手数料が高すぎると言われた同時期に、この手数料率の2倍・3倍と取っていたからです。

 

 

この保険手数料が保険料から徴収されるのは、株を売買した時に引かれるようなその場、1回のみではありません。

 

 

 

初期保険手数料として保険料から徴収されるのは毎月1年間続くのです。

 

 

 

更に2年目移行は、保険管理料という名目でファンドの手数料の10倍の率で毎月保険料から徴収されますので、契約者が支払って来た保険料の総額と解約返戻金の金額の帳尻が合わない為に生命保険は長期の契約期間を要するのです。

 

 

 

生保は、「三利源」と言ってきましたが、契約期間短期でで解約すると元本割れする一番の原因は、生保外交員や生保代理店・独立系FPが保険料から受け取る初期保険手数料率が半端なく高いからです。

 

こうした中でも後に、「独立系FP」を最初に名乗るようになった、バブル崩壊前に国内生保外交員をしていた元国内生保外交員は、保険を販売していない振りをして、「複数の保険会社の中の複数の商品の中から、あなたに合った保険を探します。」と言って、勧めた保険は自分が受取る保険手数料の一番高い手数料率100%以上の保険を、どのお客さんにも同じ保険を勧めていました。

 

これは過っての株の売買手数料の4倍でした。

 

 

乗合代理店である保険の窓口の傘下にいた委託型保険募集人(多くのバブル崩壊前に国内生保外交員だった人達がいました)が勧めた保険の手数料率は127%と、過っての株の売買手数料の5倍の手数料を保険料から徴収していました。

 

 

そしてこのような人に保険の見直しをして貰っていた人達は、「良いFPにめぐり逢えた」と言っていました。

 

 

生保外交員や生保代理店・独立系FPはこの手数料のことを隠してきました。

 

 

 

ですから契約者は自分が支払った保険料が生保外交員や代理店・独立系FPのお金になっていたことを知りませんでした。その為に短期で解約すると元本割れすることも知りませんでした。

 

 

このような上で、バブル崩壊する前に国内生保外交員をしていた人達は、「銀行の金利よりも保険の金利の方が高いから得だよ。」と言って、生命保険を次々と契約させていきました。

 

 

 

生命保険は金利ではなく利回りですが、その運用原資になる保険料から保険手数料で持っていってました。

 

 

例え生保の利回りが、銀行の金利よりも数字上で高くても、保険料の殆どをバブル崩壊前に国内生保外交員をしていた人達に保険手数料としてで持って行かれては、運用の原資になる保険料が殆ど残っていませんから意味がありません。

 

 

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