FPは、本当にFPだけでは食べていけないのでしょうか?
あなたは、過ってこんなことを耳にしたことはありませんか?
「FPは、税理士や公認会計士・社労士・行政書士・企業診断士など、他の士業と違って法律で保護されていないから、FP資格がなくても誰でもFPを名乗ろうと思えば名乗れるから、FPは、企業からコミッション収入を得ないと、FPの資格だけでは、食べていけない。」
「税理士や公認会計士・社労士・行政書士・企業診断士など、他の士業はその業務の範囲を法律で守られているから、その業務の資格がないとその仕事はできないから、FP以外の士業の人はそれだけで食べていけるけど、FPだけは企業からコミッション収入を得ないと食べていけない。」
「だから、FPになどならない方が良い。」
「FPの資格など何の役にも立たない。」
過っては、こうしたFPの資格を揶揄する記事をよく見かけました。
ではなぜ、資格を法律で守られている士業種の人達の中には、保険を販売している人が多くいるのでしょうか?
保険など販売しなくても、本業の士業だけで食べていけているはずです。
ところが税理士・社会保険労務士は保険を販売している人多いです。
大同生命には税理士の人多いそうです。
社労士なら国の保障内容をよく解っているはずなのに、インフレになると目減りする個人年金をバンバン売っていました。「社労士と生命保険募集人のどちらが本業だろう?」と思ったぐらい生命保険販売していました。
行政書士の中には、「お客さんの騙し方セミナー」に参加していた人がいました。
「中立公正」ということばを使う事が禁じられてから、
・如何にして「中立公正」ということばを使わないで、
・如何にしてお客さんに「中立公正なFP」に見せかけて、
・如何にしてお客さんを保険契約に誘導させて、
・如何にしてお客さんが自分の意思で保険契約をした。
と思わせる『お客さんの騙し方セミナー』に来ていた人がいました。
このセミナーの本当の内容を知らなかったのは私だけでした。
この士業の人達、「資格は法律で守られているから」というのであれば、保険を販売しなくても本業の士業だけで食べていけるはずです。
現実に本業の士業だけで食べている士業の人もいます。
「企業からコミッション収入を得ないとFPは食べていけない。」と言っていた人が数多くいましたが、生保外交員・生保代理店・保険を販売している事を隠している独立系FPの間では「保険の見直し」をしてくれるお客さんの取り合いをしていました。
FPは企業からコミッション収入を得られれば食べていけるのであれば、「保険の見直し」をしてくれるお客さんの取り合いをしていなかったはずですが、取り合いをしていました。
要するに、「法律で守られている資格だから食べていける。」とか、「企業からコミッション収入を得ないと食べていけない。」は関係なく、そのFP自身の問題だと思うのですが・・・。
弊所は、2009年の開業いらい一貫してFP業だけを行ってきました。コミッション収入を企業から一切受けていません。
「FPは、企業からコミッション収入を得ないと、FPの資格だけでは、食べていけない。」と言っている人達の「ことば」は嘘だと知っていたからです。
独立系FPが生命保険の契約を取るのに必死になっている姿を見てきたからです。
そしてFPの本業だけをして見えてきたことがあります。
FPの本業である『ファイナンシャルプランニング』は実に奥が深いです。
私がコミッション収入を得るFPであったなら、そのことに気づけなかったと思います。
社会保障では勉強させて頂いています大阪の社労士の先生です。
過去に社会保障審議会・国民会議にいらした先生です。